H29年度「実家便™」の募集を継続しています。7月25日現在、58名への支援が可能です。
社会的養護出身者の退所後の支援事業「実家便™」
社会的養護出身者の退所後の支援事業「実家便™」は、児童養護施設退所者の見守り支援として、自活を始めた子どもに6月と12月の年に2回,施設を退所した年から5年(計10回)を最長支援期間として生活用品を送るものです。
施設退所者と施設をつなぐ「実家便™」によって、施設退所者にとっては施設、施設職員とつながっていることの安心感を得、施設にとっては子どもの居場所確認とともに、私たちはあなたを気にしていますというメッセージを「モノ」と「言葉」の両方で送ることができます。
子どもとのつながりを切らさぬよう、実家便には施設職員からのメッセージと、社会全体で見守っていることを伝える財団関係者からの応援メッセージを同梱いたします。
この支援による「実家便™」には宅配業者による配送を使用し、転居、不在の場合の転送対応は行わず、荷物の配達状況(あて先不明など)を財団から施設に報告しますので、子どもの生活環境の変化などの現況確認にもお役立ていただきたいと存じます。
施設退所児が、本当の意味で自立するまでには、時間を要します。唯一の拠り所である児童養護施設とのつながりを持ち続けることは、子どもの孤立の予防であり、自立への見守りになると考えています。社会の未来を託す子どもを、社会全体で見守り、育てる支援として、社会的養護出身者の退所後の支援事業「実家便™」をご活用ください。